運営者の考え
このページは、運営者個人の考えです。サイトに載せている窓口の情報は、どの立場の人でも同じように使えるように作っています。
ここに書いているのは、2026年11月時点で、X を見てきた私の意見です。公開する前にも、指摘を受けて考えを改めた部分があります。主張をころころ変えるつもりはありませんが、なるほどと思えば、考えが変わることもあります。その点はご承知おきください。
1. 自己紹介
私は30代の男性です。今は時間に余裕があり、YouTube や X を見て過ごすことが多い人間です。
男女論の界隈に属していたわけではありません。X でよく流れてくるそうした話題を、外から見てきた一人です。
私の人生の真理の一つは、「他人の趣味に口は挟まない。ただし、人様に迷惑をかけない限り」です。
2. 私の立場
私個人は、表現規制に反対の立場です。あらゆる表現は自由であるべきだと考えています。こんなサイトを作っておいて、と思われるかもしれません。なぜ作ったのかを以下に書くので、時間があれば読んでみてください。
3. これまで見てきたこと
X を見ていると、作品や企画への批判が広がり、中止や変更、大きな論争に至る例を何度も目にしてきました。批判の内容や変更の理由は、それぞれ異なります。たとえば、
- 2026年9月、しぐれういさんと子ども服ブランド「メゾピアノ」のコラボ企画が中止されました。しぐれういさん本人は、関係者への暴力をほのめかす脅迫などを受け、安全を考えて中止したと説明しています。(出典)
- 2022年4月、日本経済新聞に掲載された漫画『月曜日のたわわ』の全面広告に、国連女性機関(UN Women)が抗議し、国内外で議論になりました。(出典)
- 2021年、千葉県警が公開していた、ご当地VTuber・戸定梨香さんが出演する交通安全の動画について、全国フェミニスト議員連盟が千葉県警などに公開質問状を出し、その後、動画は削除されました。(出典)
- 2021年11月、「温泉むすめ」では、批判が広がる中で、キャラクターの紹介文の修正や、公式サイトからの企業名の削除が報じられました。(出典)
- 私のタイムラインでは、漫画『レジスタ!』の設定をめぐる議論も目にしました。
批判の声を上げること自体は自由です。ただ、こうした流れの中で、声を上げて行動する側の意見が届きやすく、反対の考えを持つ人は、思っていても行動していないことが多い、というのが私の印象です(X を見てきた私の主観です)。
4. このサイトを作った理由
きっかけは、X を見ていて「これは需要があるのではないか」と思ったことです。興味本位と、需要がありそうだと思ったこと、そして今の私に時間とサイトを作る技術があったことが理由です。
ただ、興味本位で始めたからといって、このサイトに意味がないとは思っていません。理由は3つあります。
一つ目に、ここに載せているのは、出版社や書店などが自ら公開している窓口です。窓口を公開しているのは、利用者からの声を受け取るためです。声が正しい窓口に届くよう道案内をすること自体は、意味のあることだと考えています。
二つ目に、意見を伝えるなら、SNSで炎上させたり、関係のない相手に連絡したりするよりも、正しい窓口に、その窓口の受付範囲に沿って届けるほうがよいと考えています。このサイトで窓口ごとに用途や受付時間を書いているのは、関係のない窓口への誤送信を減らすためです。
三つ目に、このサイトの窓口は、苦情のためだけのものではありません。作品の感想やファンレターの宛先も載せていて、応援の声を届けるためにも使えます。
意見を伝えたいと思っても、窓口を調べるのは手間がかかります。その手間のせいで、声を上げる人が一部に偏ってしまうのは良くないと私は思います。
だから、意見を伝えるための窓口を、公式の情報だけを出典付きでまとめました。今回話題になっていたのが BL を中心とした女性向け作品だったので、このサイトは BL・女性向けの作品に絞って窓口を載せています。男性向けの作品は対象にしていません。私がしたことは、意見を伝えるためのハードルを下げたことです。
このサイトは、どの立場の人にも等しく開かれています。応援するのも、批判するのも、規制を求めるのも、規制に反対するのも自由です。どの意見を取り入れるかは、出版社や書店、自治体の方々が判断することです。私たちにできるのは意見を届けることで、このサイトはその手助けをするだけです。
5. 批判について
このサイトについて、「陰湿だ」「嫌がらせ目的だ」といった厳しいご意見もいただいています。意見を言うのは自由です。このサイトに載っている窓口も、どなたでも使っていただけます。X で発信するだけでなく、相手に直接意見を届けたい方は、使ってください。
誹謗中傷や、ただ悪口を投げかけてくるだけの批判は、的外れで、あまり意味のないことだと言わざるを得ません。
ただ、私も人間なので、まっとうな言葉はとても心に響きます。特に、表現の自由を守ろうと活動している人たちから批判されるのは、本当に心にきます。同じ方向を見ているはずなのに、私のやっていることは褒められたことではない。そういう批判があることも理解しています。自分のやっていることに、ある意味で矛盾しているところがあることも分かっています。
それでも、意見を伝えたい人が、正しい窓口に届けられるようにすることには、意味があると考えています。
表現の自由を掲げる人たちがいるように、表現の規制を求める人たちがいるのも事実です。どちらの立場の人も、意見を伝えたいときは、相手の受付範囲に沿って伝えてほしい、というのが私の考えです。
できればハッピーな世界になってほしいと願っています。
6. 私の理想
「他人の趣味に口は挟まない。ただし、人様に迷惑をかけない限り」。最初に書いたこの考えが、私の意見の土台です。
BL を気持ち悪いと思う男性もいるかもしれませんし、男性向けの成人向け作品を気持ち悪いと感じる女性もいると思います。でも、それは人様の趣味です。好きにさせておくのが一番いいと私は考えています。迷惑を被っていると感じる人がいることも知っていますが、見なければ済む程度のことなら、目くじらを立てるべきではない、というのが私の考えです。誰かを傷つけたり、人様に迷惑をかけたりしていないのであれば、どんな趣味でも許される世の中であっていいと思っています。
私には、いわゆる腐女子の友人もいますし、女性向けの作品も見てきたので、多少は理解がある方だと思っています。人様の趣味に文句を言えば、自分の趣味に文句を言われても仕方がなくなります。だから私は、なるべく人様の趣味は批判しないようにしています。もちろん、私にも理解できないものはあります。でも、自分の趣味をその人たちに理解してもらうのが難しいのも同じことです。
私の理想は、表現規制がなくなり、男性向けのコンテンツも女性向けのコンテンツも、等しく書店やコンビニに並ぶことです。
今、書店では、BL が成人向けの表示なく店頭に並んでいることがあります。男性向けの成人向け作品は区分けされた売り場に置かれることが多く、扱いがそろっていないと感じます。私は、作品の制作や流通を禁止することには反対です。表示や売り場の区分けをするなら、対象読者の性別ではなく、内容などの同じ基準で扱うべきだと考えています。子どもの目に触れることを心配する声があることも理解しています。私自身は、子どもの頃にコンビニに成人向けのコーナーがあった世代ですが、区分けや表示があれば、その心配にも応えられると思っています。
女性向けは何も規制しなくてよく、男性向けだけを規制すればいい、という意見には、私は賛成できません。それはダブルスタンダードで、公平さに欠けると言わざるを得ません。片方だけが負担を強いられる世の中は、フェアではないと私は考えています。表現の自由を大事にする人たちにも、この点はしっかり覚えておいてほしいと思っています。これは、女性向けも規制すべきだという意味ではありません。男性向けも女性向けも、同じ基準で扱われるべきだという意味です。
ただ、それが遠い道のりだということも分かっています。
7. 「迷惑」の線引きについて
私の考えでいう「迷惑」の線を、超えてしまっている声が多いと、X を見ていて感じています。「この作品が性犯罪を助長する」という理由で、作品の中止を求める声を、これまでたくさん目にしてきました。その中には、男性全体をひとまとめにして語るような言い方も少なくなかったと感じています。
作品が性犯罪を助長すると言って中止を求めるなら、その根拠を個別に示すべきだと私は考えます。少なくとも私は、そうした確かな根拠を見たことがありません。広告の出し方や、公共の場での起用への批判は、それとは別の論点です。多くの人は、創作と現実の区別がついていると私は思っています。区別がつかないと決めつけて、実際の被害と作品を結びつけるようにして批判するのは、誠実なやり方ではないと私は思います。
男性向けは男性向けで楽しめばいいし、女性向けは女性向けで楽しめばいい。仲良くとまではいかなくても、お互いに許容しながら生きていくのが、一番みんながハッピーな状態だと私は考えています。人様に迷惑をかけている根拠がないのに、他人の趣味にどうこう言うのは違うのではないか。これが私の言いたいことです。私が反対しているのは、誰かの趣味や意見そのものではなく、確かな根拠のない理由で作品の中止を求めるやり方です。
8. 最後に
このサイトは、擁護にも批判にも自由に使ってください。最初の投稿で「使い方は任せるね」と書いたのは、そういう意味です。規制されたくない人も、規制してほしい人も、自分の声を届けてください。X でつぶやく時間がない人でも、このサイトを使えば手間を減らせます。必要な人に、必要な声が届くことを願っています。
私の意見に賛同していただける方も、そうでない方も、ぜひ自分の言葉で意見を世の中に出してください。このサイトを通じなくても構いません。X でつぶやくだけでもいいと思います。私は時間が余っていたので、こんなサイトを作ってしまいました。
意見を送る前には、本当に理想的な状態は何なのかを、よく考えてみてください。もちろん、これは私の意見なので、通じない人もいると思います。100人いれば100通りの意見があるのが、正常な世の中です。
ただし、掲載方針の「利用にあたって」に書いたとおり、嫌がらせや業務を妨げるような連絡は支持しません。意見を送るときは、窓口ごとに受付範囲を確かめ、自分の言葉で送ってください。同じ相手に執拗に送ったり、誰かが作った同じ文面をそのまま送ったりするのは、やめてください。
結果として何も変わらないこともあると思いますが、それはそれで仕方ありません。私は一人の暇人として、その結果を見ています。
以上、暇人からの一意見でした。平和な世の中を願って、この文章を書いています。